未来の生活にも安心をもたらしてほしい。

今朝の勉強会で考えたこと。

高齢化が進む日本。世界中の先進国より、10〜30年早いペースで高齢化率は高まっています。見方をかえると、今の日本の経験は、これからの世界の経験。日本は最先端に立っているわけです。

高齢社会での生き方のモデルをつくれるチャンスをもっているからこそ、高齢社会で幸せにいきるための研究にもっとエネルギーをつぎ込むべきでしょう。成果は日本だけでなく世界への貢献にもなります。

ちなみに、最近の国家予算では科学技術費は3兆5000億円ほど。より効果的に戦略的に使い道を考えることも必要でしょうが、それでも日本の予算規模を考えたら心もとない。

今の日本は世界の中ではまだ安心・安全に暮らせる国だと思います。でも未来に対する安心感は乏しい。
政治が国民に安心な生活をもたらすことだとすれば、未来の生活にも安心をもたらしてほしい。そのための手段の一つが、高齢社会に貢献する研究の推進だと思います。


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といいながら、現実は・・・今日も会期延長問題が収まりません。

今のところ、首相退陣と2次補正予算案、公債発行特例法案、再生エネルギー特別措置法案の成立を引き換えにして、延期するというあたりで交渉中とか。私利と公益を取引しているように見えてしまいます。

しかし、法的に強い立場の総理大臣が腹を決めて行動している以上、与党議員や野党議員はそれ以上の腹のすえ方をしないと、勝負にはならないでしょう。
たとえ今、国民・世界の批判の矢面に立ってでも政権を変え、そのあと今まで以上に良い政策を即座に実行し、改めて国民に信を問う。こんな意気込みは与党からも野党からも伝わってきません。