施設見学にいきました

自民党の看護問題対策議員連盟が主催した、地域でのターミナルケアの推進に関しての視察がありました。急な開催で、かつ各議員はすでに地元に帰っている中で参加者がないかと心配しましたが、北海道の町村先生、兵庫県の末松先生が参加してくださりました。進行役はたかがい恵美子参議院議員。看取りに関する政策をきちっと作ることが重要だとはりきっています。

僕は聖隷横浜病院、そしてその訪問看護ステーション、介護付有料老人ホームの視察に同行させてもらいました。

実は20年近く前に有料老人ホームができ始めたころ、広告の誇大表示や虚偽表示が多くその問題について取り組んでいたことがあります。それからかなり時間がたち、状況もずいぶん変わったことを感じました。

まだできたばかりの有料老人ホームでしたが、施設内で幸せな看取りを行ったこと、胃ろうがとれたことなど、実践例をお聞きしました。入所するまで笑顔がなかったという方と会いましたが、今の暮らしの良さに笑顔を取り戻していました。

施設長は看護師。ケアの豊かさが幸せをもたらすことを証明していました。


訪問看護は、医師の指示そしてケアプランによって、自主性が妨げられていました。状態が悪くなってからだけでなく、悪くなる前に予防的にかかわることが本人の生活のためにも、医療費の節約のためにも効果があります。しかし現実は医師の指示もケアプランも重くなったから訪問看護出動です。

それだけでなく、たとえば高齢者が退院した時はとにかく一度訪問看護師がお伺いし、アセスメントするなど、看護の主体性により予防的なかかわりができる仕組みが必要だと思いました。


議員の先生方は真剣に時間をすごしていました。次々に質問や意見がでてきます。正直言うと思ったよりずっと真剣に現場を見てくださると感じました。おそらく皆さんが実際にその場面にいると、こういう姿勢の議員たちを応援したいと感じると思います。


今日の報告はビデオとなりいずれ関係議員に配布されるようです。