全日本総合錦鯉品評会に行ってきた件

忙中閑あり。平和島の流通センターで「全日本総合錦鯉品評会」が開かれていましたので、ちょっと覗きに行きました。日本一(というか事実上世界一!)の錦鯉を決める品評会です。

いやぁ、すごいですね。立派な鯉だらけで目がつぶれそう。

優勝はやっぱり「紅白」。王道ですね。出展者は Kris Kasemsarn さん。タイの方です。写真じゃわかりませんが、サイズが1メートル近くあるんですよ。迫力満点です。

大きさごとに品評されるのですが、特に大きな鯉は3分の1くらいが外国勢です。特にヨーロッパ、アジアの国が多いです。錦鯉は国魚ですが、国技の相撲と同じく外国人が強くなってきました。
世界中にフアンが広がるのはとても良いことだと思います。



錦鯉といえば高価なイメージですが、私の家で買っているのは一匹10円くらいの稚魚やひと掴み1000円くらいの卵から育てています。ですから、何億分の一しか入賞できない品評会なんて想像外です。でも錦鯉は自分なりにいろんな楽しみ方ができるもいいですよね。池で飼う人も多いのですが、最近は水槽で飼うのも広まってきました。

ちなみに、僕が一番気に入ったのはこれ。「昭和三色」です。



実は、品評会の会場に行くまでは、参加者も高齢化しているんだろうと思いました。ところが子連れ、若者も結構いました。女性も多かったです。もちろん外国人もたくさん。思いのほか広がりがあって、将来が楽しみになってきました。

錦鯉は江戸時代に鯉が突然変異を起こしたのを、当時の人たちの努力によって遺伝固定し、その後品種改良したものです。日本の先人たちの努力でここまで多様に、そして美しくなりました。その鯉たち、日本人の想いをせおって世界に羽ばたいていってほしいですね。