こまやかな悩みが増えています

訪問看護振興財団の方々と一緒に、岩手県盛岡市に入りました。

途中、宮城県仙台市によって、災害支援に励むNPOの皆さんに会いました。避難所を回って細かいニーズに対応していますが、細かな医療ニーズへの対応が難しいらしく、苦労していました。支援方法を打ち合わせしました。

耳が聞こえない人や目が見えない人にに今後の生活についてどう伝えるか、食品アレルギーがある人にどう食べ物を提供するか、精神を病む人に避難所の人たちがどう対応するかなど様々な取組課題があります。

避難所の整理が急速に進んでおり、家や頼りの人がない人はそのたびに移動を強いられています。一方仮設住宅はもうしばらく先。しんどい状況が続いています。



盛岡では精神病院のナースに会いました。特に沿岸部の被災地域での精神障がい者がいろいろ苦労しています。一人ひとり対応の仕方が違い、大変です。

地域のほとんどの家が流れてしまったところで、わずかに残った家の人が悩んでいました。自分だけのこって避難所の人たちに顔向けできないと。
また、新たに家を建て直そうと思っているのですが、お金がなく建てられない人がいるのに、自分だけ新築していいのだろうかと悩んでいる人もいました。
家を流され妻と娘を親戚のところに避難させ、父である自分だけ残っている人が、4月に入り避難先の小学校に転校させるか、こちらに戻して避難所から小学校に通わせるか迷っていました。
いずれも地域の他人の目が気になるのです。

う〜ん・・・



あっ、また地震だ。余震が続いています。