看護職員の負担軽減も議論の対象に

4月20日に行われた中医協総会のテーマは、病院医療従事者の負担軽減。当然看護職員の負担軽減も議論の対象になりました。

最後に論点として示されたのが、

「看護職員の夜勤体制は二交代勤務における長時間連続勤務や三交代勤務における短時間間隔の勤務等の一部について、今後、患者及び看護職員にとって安全な環境となるよう、適切な運用等についての検討や役割分担を推進するため、我が国の現状を把握することが必要ではないか。 」

「なお、平成 22 年度改定では、急性期病院における看護補助者についても配置を評価することとしたが、これによって役割分担が進み看護職員および勤務医の負担軽減等が推進したか検証を行う。」

つまり
・看護職員の夜間勤務・長時間勤務
・急性期入院医療機関における看護補助者の配置
の2点について、報酬上の評価の工夫ができるかが来年の改定に期待するところとなりそうです。

特に、夜勤や長時間勤務については、自民党の看護問題小委員会でもテーマになり、診療報酬で考えることができないかという意見もでていました。これからの中医協でしっかり検討してほしいものです。