介護保険法案が附帯決議と伴い衆議院通過

先ほど、衆議院の本会議で介護保険法案が可決しました。引き続き参議院で審議されることになります。

審議の中で、介護職員等によるたんの吸引等に関し、さまざまな課題が浮き彫りになりました。そこで以下のような附帯決議がされました。

介護職が喀痰吸引等を実施するにあたっては、知識・技術の十分な習得を図るとともに、医師、看護師その他の医療関係者との連携をもとに、安全管理体制を整備し、その上で実施状況について定期的な検証を行うこと


そもそもこの問題は、在宅領域や福祉領域で働く看護職の不足から生じています。そこで、

介護領域における看護師の重要な役割に鑑み、介護保険施設訪問看護に従事する看護師の確保と処遇改善に努めること

ともされました。
この附帯決議を、たんなる決意で終わらせるのではなく、実現させなければなりません。今後、政令や省令や通知などで詳細な制度が決まっていくと思いますが、必ず取り組まれるよう、注視していきましょう。