被災地で頑張る支援者の心を癒すコンサート

隣の席に座っていた、被災地のふたりの看護師のこんな会話が耳に入りました。

今日の地震怖かったね。
震度は大したことなのに最近はちょっとの揺れでもドキーッっとするよ。
震災の後しばらくは揺れても平気だったのにねぇ。
うん、今はダメだ。思い出しちゃうんだよね。
そうだぁ。地震はいやだ、いやだ。


生活こそ危機的な状況から回復してきたのでしょうが、気持ちの傷は癒ていないです。頑張ってきた看護師たちも生活者。いろんな想いを心にしまいながら生きています。


石巻で、支援者の心を癒すコンサートがありました。ケンアマドさんの優しい歌や小川紀美代さんの情熱的なバンドネオンに心震えました。頑張ってきた皆様が年末にすこしでも気持ちよくなってくだされば嬉しいです。

この素敵な会は、石巻市地域ケア担当者会議、日本精神科看護技術協会、日本看護連盟の3つの団体で行いました。まったく異色のコラボですが、それぞれの立場で支援してきているものが、支援者がゆっくりできる機会を作りたいねとの想いで進みました。
実務のほとんどを、被災地で心のケアを実践してきた日精看がやってくれました。ありがとうございました。


現地でもいろんな出会いがありました。NPOを立ちあげ活躍している人と多く出会いました。大げさかもしれませんが日本の新しい形が見えたような気がします。一人一人に皆のために頑張ろうという意志を感じるんです。

僕もおかげさまでエネルギーをいただきました。