精神科の病院にお邪魔しました。

施設内を見せてもらい、病院長、看護部長や師長、生活訓練施設長ら皆様からのお話を聞き、たっぷり精神科のあり方について考えることができました。

さまざまなことを思いましたが、特に全室個室のストレスケア病棟はそのつくりやケアの内容と風光明媚な景色があいまって、とても素晴らしかった。精神病院が基本的にこういう作りになれば、古い精神病院のイメージを払しょくされるのではないかと思いました。現実的には困難な面もあるでしょうが、他の病棟にも応用できないでしょうか。

一方、精神科も病院である以上は治療が中心になるのは当たり前です。その面でスーパー救急とか急性期治療病棟とかを充実させる必要があります。しかし病気がなかなか治らないもしくは落ち着かない方もおり、どう対応するかは難しいです。退院をしたくてもなかなかできない方も確かにいます。また退院したとしても家庭でも満足した生活が困難な方もいます。
生活訓練施設では丁寧にアセスメントを行い、かなりの速さで自立支援をしていました。施設長の情熱も印象的。支援者の意識の強さが大切だと思いました。



そういえば、昨年末から精神医療に関係することが続いています。もともと私自身も精神科で看護師として臨床をしていましたから、古巣に戻った気分になります。