海上保安庁は漁船の座礁をよくぞ阻止した!

報道写真家の山本皓一さんの話を聞きました。あと一つ!あと一つ!と時間を過ぎても熱心に話す姿に、想いの深さを感じました。尖閣列島竹島、与那国、北方領土沖ノ鳥島など日本の国境にある島々のあり様を写真で見て、それぞれの問題点を指摘してくれました。国の境に対する意識があまりにも低い自分が情けなくなりました。



書きたいことはたくさんありますが、一つだけ紹介します。昨年の尖閣の事件についてのこんなコメントです。

海上保安庁は漁船の座礁をよくぞ阻止した!」

つまり、不法侵入した漁船が尖閣の島まで突っ走り座礁すると、中国政府は人命救助の大義ができ、島に上陸する。次に、船体修理などの理由で建築物をつくり、人を派遣しそこに居座る。それが実行支配となっていく。

まさかと思うのが日本人の発想。実際にこれと似たストーリーが南沙諸島で起きたそうです。


尖閣竹島対馬、与那国、択捉、国後、沖ノ鳥島・・・それぞれやり方は違いますが、大きな戦略が仕掛けられています。



国境は与えられるものではありません。守るという意志があって初めて維持できるわけで、それは今だけでなく100年後も守り続けるという強い意志でなければなりません。
その意志は、日本の国民を守る意志と同じものです。私たち看護職から見たら患者を守るという意志とも通じると思います。

与野党内で尖閣はじめ国境の議論がはじまっているはずです。この議論の中で見つめなおさなければならないのは、戦略論や法律論だけでなく、日本のリーダーたちの守る意志の強さではないでしょうか。