元気に暮らしていることを世に見せること
昨晩の余震はきびしかった。3月11日に一気に引き戻された感じです。人の気力を削ぐことはやめてほしい。
「たいへんだったん、だ、ろ、う、、か?」
震災後1週間、看護師たちも寝食も忘れて患者さんを守り続けました。4月に入り、通常の診療体制がほぼもとにもどった医療機関が多くなってきました。そんな中で看護師ははじめの一週間を振り返りこう言いました。
計り知れないほど大変だったでのしょう。でもそれを仲間とともに乗り切った自信がこう言わせたのだと思いました。
やっと次に向かう気力を充実させはじめたときに、余震起きました。神は人にどこまで試練をあたえるのだろうか。
今日は福島の医療機関を回りました。それぞれさまざまなご意見がありましたが、共通しているのはともかく原発の風評被害を止めてほしいということ。
いわき市にも行きました。看護職本人がここで働きたいといっても家族が猛反対して仕事をやめざる得なかったという話を聞きました。でもいわき市の人たちも元気に復興に向けて頑張っているんです。ほかの地域よりモニタリングもしっかりなされ、問題ないことがはっきり証明された中で暮らしています。
でも、、、風評をなくすためには、正確に情報発信したり、根拠を丁寧に説明したり、風評をなくそうと大声をはりあげるだけではないと思います。
なにより、福島県の人たちが元気に暮らしていることを世に見せることだと思います。彼らが元気になるような支援を続けていきたい。