こんな内閣に、国家戦略の見直しがホントにできるのだろうか。

ビンラディン殺害のニュースが入りました。今までに何度か聞いたことがあります。でも今回はオバマ大統領があれだけ演説したのですから、本当のことなのでしょう。

アメリカにとっては2001年の9.11以来、大きな目標が達成されたということ。この10年のアメリカの政策の最も大きな柱だったテロとの戦いは、これで新しいフェーズに入ることでしょう。いや、これで世界全体で各国が外交・軍事戦略を見直すきっかけになるのかもしれません。

今年に入り、ソーシャルネットワークで広がったアフリカ・中東の革命が起き、国にとってみたら情報政策の大きな見直しを迫られることになりました。
日本の災害は、原子力事故を誘発し、世界全体でエネルギー政策や環境政策を見直すきっかけになっています。

そして、今日のニュースで、外交・軍事政策の見直しとなれば、一昨年のリーマンショック以来続く経済政策の見直しも含め、もう国がどうあるべきかを、かなり深いところで構築しなおさなければならない事態に世界各国が迫れらていると考えたほうがよさそうです。



もちろん、私たちが携わっている、医療や福祉だけが影響を受けないなんてことは考えられません。ひょっとしたら、医療とは何か、福祉とは何かを、今までと違った目でもう一度見直す時なのかもしれないと、ふと思いました。

こういう時は、思想を伴ったリーダーがでることを期待したくなります。
6月には税と社会保障について政府が方針を出すそうですが、こんなリーダーシップがない人たちがまとめていいのだろうかと、心配になります。