気持ちが怒っているんですよね。
広島に一本早い飛行機でいきました。こんなときだから、原爆資料館に行きたかったんです。
小学生・中学生の修学旅行生で一杯。心持ち、神妙な感じの子が多かったです。
ずいぶん久しぶりでした。自分がどんな気持ちになるかなって、知りたかったんです。
悲しいかな、辛いかな、、、そう思っていましたけど、一番つよい感情は、怒りでした。
なんか、胸の中で怒っているんですよね。
不信任決議案を否定した後もすっきりしません。
信頼や決意をもてあそんだんだから、当たり前でです。
退陣表明が計画的で誰にも明確だったらいい。
でも、先が全然見えない中で退陣表明というのは、たんにレイムダック化するだけ。
総理がレイムダック化ということは、つまり日本がレイムダック化したと見られても仕方ない。
きっと外国は、経済界はそう見るでしょう。これって国難。
しかも、レイムダック化した一番目の理由が、合意文書によると「民主党を壊さないため」。
つまり政党存続のために国を売っているんじゃないか。
結局今回の政局は、災害復興を進めるなんてまるで程遠く、むしろ国全体に難をもたらしていると思います。
一刻も早く復興基本法と二次補正を終えて、安定した政治体制を創ってほしい。
=====
しかし、カッカ!としてばかりじゃいけません。
気持ちいい話をひとつ。
日本看護連盟の政治アカデミーでお世話になっている 横江公美さんが
日本人として初めて、アメリカのヘリテイジ財団の上級研究員に就任しました。
ヘリテイジ財団はワシントンを本拠にした保守系シンクタンクで、アメリカ政府の政策決定に大きな影響力を持つことで有名です。
レーガン政権の時に、政策分析『指導者への指令』(Mandate for Leadership)をだし、連邦政府の省庁の各部局や多くの機関の政策、予算、政権運営などに影響を与えたことで、今流の”シンクタンク”の位置づけを創りだしたとか。
彼女が最近翻訳した「アメリカをかえたM世代〜SNS・YouTube・政治再編」も読みがいがありました。
アメリカの政権交代が世代の台頭によって起きてきたことを示した上で、そろそろ2000年前後に生まれたソーシャルなツールと使いこなすM世代(ミレニアム世代)が選挙権を持ち始めるため、近くアメリカ政治がまたかわっていくだろう、と予言しています。
心から嬉しく思います。日米の懸け橋として、ワシントンでもご活躍ください。