まるで給料のデフレ。

今日から大阪府支部別会議。今日は10の支部の皆さんとお話をしました。

支部といっても施設数や会員数が様々で、一つ一つ事情が異なります。全体の方針を共有しながらも、具体的な活動はそれぞれにあったやり方ができないか模索します。

支部役員の皆様の病院は民間病院が大半。医療制度や診療報酬の動向には敏感です。そういった情報を日本看護連盟からも独自の視点で提供できるように、ただいま準備中。支部活動の中でぜひ活用いただきたいと思っています。



夜は、全衆議院議員セミナーに参加。竹中平蔵氏がゲストスピーカーでした。デフレが日本経済の克服すべき最大の課題だとのくだりを聞きながら、看護職の給与がある程度の年齢になると上がらなくなることについて考えていました。まるで給料のデフレですから。

デフレが問題なのは、未来に安心ができないため、いまの経済活動が委縮し、一層のデフレを起こすという負のスパイラスに陥ること。

看護の給料でいえば、

他医療職種と比べても看護職の給料はカーブに上昇が乏しい。これは、自分の未来の姿に安心や希望を持ちにくくなるということ。それでは今の意欲が高まりません。そうすると今の評価が下がり、さらに上昇が抑えられる。

本来看護がもっているポテンシャルを十分発揮できていない理由は、こんな点にもあるのかもしれません。

このままでは看護を受ける人もする人も不幸です。