診療報酬・介護報酬の改定率が決まる

今日も事務所で打ち合わせが続きます。年末を迎え、来年に向けての最後のつめです。今日でだいたい終わりましたので、いい形で新年を迎えることがきればと思います。


先ほど、発表された、来年度改定の診療報酬・介護報酬ですが、

診療報酬は
 本体部分 +1.379%
 薬価部分 −1.375%  あわせて  +0.004%

介護報酬は
 +1.2% (在宅分1.0%、施設分0.2%)
 ただし、廃止される処遇改善交付金は約2%に相当するため、差し引きで実質 約−0.8%


診療報酬はかろうじてプラス改定の体面がたもてましたが、0.004%とはたぶん10数億円分。
最近よく感じるんですが、またしても、むりやり形だけ作っている感じ。

介護報酬も一見プラスに見えますが、実質はマイナス。また騙すのって思ってしまいました。



プラス改定は、患者負担や医療財政を圧迫するのはわかります。
でも、今回の改定率も、現場で働く者にとっては、またこれから先も明るい兆しが見ないままで、ぎりぎりの過労をつづけろという意味です。

日本の医療は、さらに努力をする側面もありますが、それを差し引いても、患者さんや医療従事者の犠牲によって保たれていると思います。安心できる医療にはお金がかかることを、国民のコンセンサスにしていく必要があります。