民主党の政治改革推進本部が衆議院の選挙制度の見直し案をまとめまし

消費税導入への地ならしのつもりなんでしょう。

今の衆議院の定数では、最高裁違憲状態と判決していますので、解散はしにくくなるのですが、この状態が解消されれば、解散しやすくなります。


民主党の政治改革推進本部が衆議院選挙制度の見直し案をまとめました。
抜本的な改革が必要という声が多い中、とりあえず緊急避難的にということで、自民党が提案した「0増5減」案の採用し、小選挙区を300議席から295議席にするというもの。今回も今までよくやってきた自民党への抱き着き作戦!?


定員が減少するところは、山梨、福井、徳島、高知、佐賀。それぞれ選挙区が1つ減ります。いずれも現行で候補者調整が進んでいますから、もう一度やり直しになるかもしれません。


一方比例は、公明党などが主張してきた比例代表”連用”制ではなく、現行通りの比例代表”並立”制を前提に80議席削減でまとめました。民主党マニフェストをこれくらいはやるぞ、ということでしょうかね。
今の180が100まで減少するということで、少数政党にとっては死活問題。反発も強いと思います。
ちなみに内訳は

  • 北海道:8→4
  • 東北:14→7
  • 北関東:20→11
  • 南関東:22→13
  • 東京:17→10
  • 北陸信越:11→6
  • 東海:21→12
  • 近畿29→16
  • 中国11→6
  • 四国6→3
  • 九州21→12

大きく減るなぁという印象をもてます。


さてこの案、民主党内でもまだ正式了承されていませんし、反発もきわめて大きそうです。小手先の改革にすぎないのも確かです。ちなみに、自民党小選挙区はOK、比例は疑問視の状態。公明党社民党は反発。

さて、どうなることか。次は参議院の見直しも提案されてされるでしょう。
私も役割柄、しばらく要注目です。