都会の感覚と地方の感覚の違い。

朝、あんぱんまん列車にのって、松山から宇和島に移動。瀬戸内海の入り江とミカン畑の斜面の景色が快晴の空のもととってもきれい。癒されます。

南予地域の施設訪問をしました。


今日もいろいろ考えさせられました。

港町の病院は、医師不足のため3つの病棟のうちひとつを閉鎖。今後も不安です。
40人の看護師のうち、20歳代がわずか一人。50歳以上が30人。定年を考えるとあと10年後には看護師の大半がやめてしまいます。再雇用などをしても時間の問題。さて、どうするか。

高齢化はどんどん進み、お年寄りの単独か夫婦だけの世帯が多く、病院へのニーズはますます高まります。
ミカン畑も維持も難しく農家が減っており、漁業も増える見込みはありません。雇用の場がなく若者は市街地に出ていきます。今年も去年も一昨年も新人看護師はきません。

こういう地域で、医療の確保、人材の確保をどうするか。
残された時間はあまりありません。

それでも、看護師たちには笑顔がありました。毎日の仕事を精一杯しているからでしょう。


東京に戻ると、道路の端っこに雪が残っていました。とても寒い。
都会の感覚と地方の感覚の違いを痛感した一日でした。