都会の感覚と地方の感覚の違い。

朝、あんぱんまん列車にのって、松山から宇和島に移動。瀬戸内海の入り江とミカン畑の斜面の景色が快晴の空のもととってもきれい。癒されます。

南予地域の施設訪問をしました。


今日もいろいろ考えさせられました。

港町の病院は、医師不足のため3つの病棟のうちひとつを閉鎖。今後も不安です。
40人の看護師のうち、20歳代がわずか一人。50歳以上が30人。定年を考えるとあと10年後には看護師の大半がやめてしまいます。再雇用などをしても時間の問題。さて、どうするか。

高齢化はどんどん進み、お年寄りの単独か夫婦だけの世帯が多く、病院へのニーズはますます高まります。
ミカン畑も維持も難しく農家が減っており、漁業も増える見込みはありません。雇用の場がなく若者は市街地に出ていきます。今年も去年も一昨年も新人看護師はきません。

こういう地域で、医療の確保、人材の確保をどうするか。
残された時間はあまりありません。

それでも、看護師たちには笑顔がありました。毎日の仕事を精一杯しているからでしょう。


東京に戻ると、道路の端っこに雪が残っていました。とても寒い。
都会の感覚と地方の感覚の違いを痛感した一日でした。

卒後臨床教育の機会の均等について。

今日は愛媛県。看護連盟会長直々の運転で、東予の施設12か所と中予での集会を行いました。

施設回りは非常に勉強になりました。短い時間の中で現場の状況を教えてくれたところもたくさんありました。

教育機会均等法を、そんな意見が川之江にある病院でお聞きしました。看護職が学ぶ意欲をもっていても、研修の機会はどうしても都会、県庁所在地が多く、地方からそこに行くだけですごいエネルギーがかかります。地方でも気軽に教育を受けることができるようにしてほしいという旨です。

その通りだと思います。でもやはり物理的な壁というのがあり、克服は簡単ではありません。最近増え始めたe-learningはどうかとききましたが、確かに対面の教育よりは劣るかもしれないけど、普及してほしいとのこと。ここに問題解決のチャンスがあります。

個人個人の勉強はもとより、たとえば院内研修をビデオやネットをつかってやるだけで、効率・効果はずいぶん上がると思います。仕事が終わってからちょっと30分勉強して帰るとか、昼休みに15分だけ勉強するとか、そういった気楽さが院内の研修ならではの良さですが、それをネットをつかってバックアップすればいいのです。

真剣に考えていきたいと思います。



夜は、同じ会場で30分刻みで人が入れ替わり、4回話をしました。
4回同じ話をすべきなのでしょうが、コンスタントに自分のモチベーションを上げつづけ技術はもっていません。
自分のテンションが落ちたら人に伝わらなくなるので、困った末に、同じ結論にはなるのだけれど、素材は4種類、それぞれ異なるように話をしました。
幸いそれなりに伝わったかなって思います。こういうやり方は初めでですが、いろいろチャレンジさせてもらいありがたいです。

精神疾患、身体疾患を合併している患者さんへの対応。

今日は香川県。関係者へのあいさつ回り、そして病院訪問。

お昼に行った地域医療を支えている病院では、精神科合併症の病棟を見学させていただきました。精神疾患を患いながら、身体疾患を抱える患者さんに対しては、医師はそれぞれの専門医が担当すればいいのですが、看護は同時に看なければなりません。その分、高度な対応が求められます。

今回の診療報酬改定でも、精神科リエゾンチームや、精神合併症病棟の強化などが行われますが、もっともっと工夫しなければ広がらないと思います。


この病棟も県内の合併症患者さんを一手に引き受けていました。現にそのあと訪問した精神病院でもこの病棟にお願いしているのことでした。

世の流れに逆らわず高齢者も多く、心と体の病気への対応に加えて、ADLの低下に対する対応も多いだろうと思います。ほんとに大変な病棟です。

理想をいうなら、身体科の病棟でも精神疾患を持つ患者さんを、精神科の病棟でも身体疾患をもつ患者さんを普通に看ることができればいいのだと思います。それに少しでも近づくように、この精神合併症病棟で培ったノウハウを、広げていければと思いました。

看護師は、ネットワークがほしいといっていました。同じような病棟はそんなにありませんから、情報交換も難しいそうです。学会はありますが、頻度が少ないし、開催地の距離も遠い。日常的に情報交換ができるしくみを考えてみなければなりませんね。



夕方、瀬戸内海に吸い込まれるような夕日をみながら、自分の考えを看護師仲間に訴えることができました。よい景色は気持ちを高揚させます。

いよいよ遊説開始。スタートは香川県。

京都で、伯父である今井政之の文化功労者の祝賀会が開かれました。

住まいのある京都、のぼり窯がある広島を中心に、陶芸界、宗教界、政界、財界などの著名人らが集まり、盛大に開かれました。来賓の皆様のご挨拶をききながら、伯父の芸術と人柄の素晴らしさを改めて感じました。

京都府看護連盟会長や田中セツ子前京都市議など、私が普段からお世話になっている方もご参加くださりました。どうもありがとうございました。

ちょっと宣伝ですが、
3月13日〜21日まで、銀座の和光で伯父の個展が開かれます。
ご都合着く方はぜひご覧ください。楽しめると思います。
http://www.wako.co.jp/exhibitions/289



ところが、この祝賀会を失礼ながら乾杯の前に途中退席(おいしそうな食事を食べられず残念!)
香川県に向かいました。

本日より全国遊説開始。日曜日の夕方にもかかわらず、県内の看護のリーダーたちが集まってくださり、90分ほどお話する時間をいただけました。

政治アカデミー3期生の神田さんが紹介してくれる場面もありました。練習の成果あったかな!?


一番最初の講演ということで、若干気負いましたが、想いを伝えることができました。終わった後、たくさんのかたと手を握り、ひとことお話をできましたが、皆さんいいお顔をしていて、うれしかったです。

夕食は香川県の歴代看護協会長と会食。なんと5人、5代の協会長に囲まれ面接のよう・・・というのは冗談で、楽しく会話できました。香川といえばやはり「うどん」。堪能させていただいのですが、やっぱり素のうどんが一番おいしい。小麦と塩だけなのですが、その加減や香、こしなど、シンプルさに魅力を感じます。
思わず食べ過ぎ。これからちょっと運動なければ・・・。

西へと東をいったりきたり。

昨晩、滋賀県にいて、今日は大阪府

ほんとなら滋賀に泊まって、ゆとりを持っていきたかったのですが、東京であいさつ回りや打ち合わせがあったので、滋賀→東京→大阪→東京という動きをしました。


午前中、医療系の職能団体と、保育関係の団体に行き、それぞれの課題をお聞きしました。法律を変えたら多くの人が喜んでくれるだろうなということが多くあるのですが、なかなかそうもいきません。

高齢化やグローバル化等の変化の中で、日本が戦略性をもって発展していくために必要なルールの見直しに対し、意思決定のキャパシティが追いついていません。

国会議員の定数削減とか、選挙制度改革もいいですが、ほんとに必要なのは立法能力を強めることだろうなと、話を聞きながら考えていました。


大阪では、診療報酬と介護報酬の話をしました。とっても関心が高く多くの方が集まってくださりました。準備してくださったみなさま、お疲れ様でした。

改定の内容や、2025年に目指すべき姿をみた上で、いま私たちが取り組むべきテーマを一つに絞るとすれば、「地域連携」だと思います。自院のことだけを考えるのではなく、地域全体で医療をどうするのかを、地域みんなで考えるべきですね。

訪問看護をしている皆さんと。

早起きして、たかがい議員を囲む朝食勉強会に参加。参加メンバーからのプレゼンを受けてディスカッション。いろんな分野の第一線の話をもとに考えることができて幸せです。


そしてそのまま滋賀県に移動。滋賀県看護連盟の訪問看護ステーション支部等が主催して、診療報酬と介護報酬の勉強会。想いをたくさん話しました。

その後は役員の皆さんと懇親会。訪問看護談義に盛り上がりました。僕も難病の方、がん末期の方、精神疾患を持つ方などの訪問看護をしていたことがあります。ひとの生活の中にぐぐっと入り込み時間を共有する看護ですから、とてもダイナミックだし、泣き笑いあり。そんな話をたくさん聞けていい時間でした。

普段から工夫する習慣がついている方たちなのでしょうね。話をしていてもアイディアがどんどんでてきて、わくわくしました。何もないところでどうやって工夫して看護をするのか、そういうカリキュラムを看護学校でやったら、どうなるでしょうね???

岩国で研修会。

看護師らの国家試験が終わりました。お疲れ様でした。
いよいよ看護の仕事が始まります。学生でいられるのはあと少し。十分最後の期間を楽しんでください。


今日は、山口県の岩国。基地発言でざわざわしています。休みにも関わらず沢山の方が集まっていてだき、熱心に話を聞いてくれました。ありがとうございます。

開始前に錦帯橋に寄りました。前は工事をしていましたので、新しくなって始めて橋を渡りました。天然記念物のシロヘビも拝み、ご利益あるかな。青大将のアルビノが固定したものだそうです。アルビノらしく目が赤く、白地に映えてとても綺麗。魚とおなじですね。